中学の時の先生で、当時の僕としては言ってることは納得しながらも雰囲気的に「熱過ぎ」で是々非々対応していた先生がいました。卒業してから先生の想いがよりわかってきて、得がたい先生だったなぁと思うような先生なんですが、先生の口癖に、
「深刻になるな、真剣になれ!」
というのがありました。これは今でも僕の座右の銘です。(他にも座右の銘はたくさんあるのですが)
「真剣」になってみると、いろいろ解決手段はあるわけで、大きな問題も、小さな課題に因数分解すれば一歩一歩の進め方が見えてきます。明日すべき課題のことまで今日「深刻」になっていたら、それこそ今日の「真剣」勝負に影響が出ます。
とはいっても、頭の切り替えは難しいものです。特に経験が積み重なっていない段階では、大先輩から見たら、
「何を小さなことを・・・」
と思える問題を大きく感じていることが多いものです。僕も後輩のメンバー達を見てて同様なことを感じることが多いです。ただ、それを経験していくことで新しい難題にも立ち向かえるようになってきますし、仕方ないと言えば仕方ないですね。ただ、常に心の底の考え方としては、
「深刻になるな、真剣になれ!」
で、行きたいと思います。しんどい状況の方々もぜひご参考に。
「神様はその人が乗り越えられる試練以外与えない」
という言葉もありますね。
]]>僕の場合はそこまで完全ではないのですが、概ねこの方向になりつつあります。ラジオ自体、中高生で聴く人が減っていることもあり、新規のユーザーが大幅に減っているのでしょうが、僕のように中高生時代に聴き込んで、大人になっても主にFMで音楽情報を仕入れていた人間でも、最近は面白くないと感じることが増え、また音楽も多様性が進んだ中では聴いても耳に残らず、ラジオを聴く頻度ががた落ちでした。加えて、移動時間を勉強時間と位置づけて有効活用を始めたので、益々ラジオは遠のいています。
新聞は読み込んではいませんが、毎朝、ざっと目は通しています。コラムっぽい記事は読むようにしていますが、それさえ、携帯でも事足りるので、さて、新聞はどっちかというと僕の中では、「購読しているから読む」という後ろ向きであることは間違いありません。ニュースソースは僕の場合は圧倒的に携帯が多いです。NHKの携帯サイトのニュースと朝日新聞の携帯サイトのニュースでだいたいOKじゃないかと思ってしまえるほど。もちろん、新聞という媒体は見出しの大きさや面積などのレイアウトで記事の重要性を主張してくれているので、それはそれで大事なのですが、最近はルポ的記事も減って、もうひとつ新聞社の声が届かず、面白さに欠けまくりなイメージです。それでも活字中毒なので、うどん屋さんというような短時間飲食でもついつい新聞を手に取ってしまいます。
雑誌に関しては、週に10冊以上買ってた僕も大いに減っています。電車での移動が減ったこともありますが、メディアとしての中途半端加減に魅力が薄れています。旬なネタならインターネットだし、分析、解析の読み込ませるものなら本を買ったほうがいいし。面白そうだなという特集が組まれているときだけ買うようになりました。
で、テレビですが、これはもう僕の中では激減です。時間帯によってはニュースも見たりしますが、少なくともだらだらとチャンネルをいじって見続けることはなくなりました。子どもが小さくてテレビがつきっぱなしはよくないということもありますが、僕自身見たくないのです。時間の無駄だと本当に感じます。それでも、事前に面白そうなNHKスペシャルなどの情報が入れば録画しておいて後で見ます。と言ってもオリンピックなどの情報はだらだら見ちゃいますけどね。
いずれにせよ、基本として、受身になってだらだら読んだり、見たり、聴いたりしないことが大事だと感じます。エンタメとして楽しさ、面白さはあるでしょう。読みたい、見たい、聴きたい時はアクティブに読んで、見て、聴けばいいと思います。パラパラめくってから買う、録画してから見る、その時間だけ聴く、などなど。少なくともパッシブに視聴してしまうことは避けたいものです。
もちろん、時間が余っている人はパッシブな視聴もいいと思いますよ。「勉強する時間がない」「運動する時間がない」「毎日残業ばっかり」と嘆いている人は少なくともパッシブな視聴は避けましょう。
]]>転職した外資系では事情が違いました。営業1名から2名に対して、1名のセクレタリがつき、相棒と呼べるほど二人三脚で業務をこなしていくのです。内勤のセクレタリが、大半の業務を外に出ている営業に代わってこなしてくれて、お客様対応、見積書の提出、その他ルーチンワークを手際よく処理してくれます。おかげで、僕はほとんどオフィスに居ないまま、事務処理も滞ることなく、それなりの営業成績をあげることができました。
今の僕たちの会社では、メンバー、25名に対して、セクレタリが5名在籍しています。営業的な業務を行うアカウントマネージャが5名ですから、多い配分です。アカウントマネージャ2名に対して1名という状態です。個々のセクレタリは、営業支援担当、経理担当、総務担当、マーケティング担当などと会社全体におけるミッションもあるのですが、内勤という状況を活かして、会社の強力な推進エンジンとなっています。
このセクレタリ陣は、かなりの総合的なバランスが取れていて、さらに頭の回転が速く、ビジネスマナーもしっかりと叩き込まれていて、何事にも柔軟に、かつ向上心が高くないと勤まりません。アカウントマネージャ陣や僕がお客様の満足度向上や新しい仕組みづくりに没頭できるのも、強力なセクレタリ陣が滞りなく業務を進めてくれているからです。最近では、プロジェクト型の業務もどんどんセクレタリ陣との共同作業で進めています。
セクレタリ陣の業務もマニュアル化していくことは可能で、進めてはいるのですが、どうしても本人たちの資質に依存する部分が多いです。そういう意味で現在のメンバーはかなり強力です。
僕たちの場合、積み上げてきたノウハウと、それを運用するセクレタリというこの二つが、「会社である」と言っても過言ではありません。向上心にあふれた、全体を見渡せ、スピード感のあるセクレタリグループ。これが僕たちの企業文化の重要な一端です。
僕たちと最近名刺交換したことある方は知ってると思いますが、メンバーの名刺には、セクレタリ名が併記しています。これは、留守がちなメンバーに対しても円滑に連絡が取れるようにしているお客様向けの側面もありますが、一番は、誇りを持ってセクレタリのみんなが活躍して欲しいという想いもこめています。
]]>部活は瞬発力系の柔道。練習においては「かかり稽古」など、嫌でも持久力が強化される練習もあったのですが、どっちかというと、ここ一番の一本勝ち狙いの僕は持久力よりも、技の切れを磨くのに熱心でした。
大学に入って登山にのめりこんでからは、自分の持久力の無さを痛感することになります。ただ、山は体力だけで登るものではなく、ペースをコントロールしながら、体と対話しつつ頭で登るもの。時間がかかりそうなら、もっと早く移動開始すればいいし、無理そうなら手前の小屋で泊まればよいわけです。山は逃げません。
ましてや、グループで登る場合は、これはもう、体力云々ではなく、プロジェクトマネジメントの世界。参加者が、無事に、楽しく、登って帰るというプロジェクト。各人のスキルや体調を考え、環境条件を頭に入れ、ペース配分しつつ、プロジェクトを進めます。ただ、僕も若かったし、プロジェクトマネジメントのなんたるかもわかっていなかった20代は無謀な登山も多く、遭難しなくてよかったなというぐらい失敗登山が多かったです。それゆえ、単独登山が好きでした。今ならもっと上手にグループでも登れるだろうなぁ。
さて、そんな元々持久力に自信が無い僕で、もう一生持久力がアップすることはないだろうと昨年の秋までは考えていたのですが、習慣とは恐ろしい。週に 3,4回のペースで、そんなに距離走っていないというのに、着実に持久力がアップしていると感じます。走るための筋肉が強化されていることもあるので、一概には言えませんが、5kmほどをノンストップで息も切れずに走るなんて事はほんと考えられなかったのです。
こういう経験は大いに自信につながります。多少仕事のストレスがあったって、「僕は大丈夫」と思えるエネルギーになります。そして体力の増強は、集中力のアップにつながります。疲れが少なくなることと、走って気分転換ができることでストレス耐性も確実にアップしているようです。
繰り返しになりますが、「習慣」にすることが最も重要です。これが最強です。そして、一緒にその習慣を楽しむ仲間を見つけましょう。僕の場合は、走る仲間が全国にたくさんいて、みんながSNSなどを通じて繋がっています。これは習慣が崩れそうな時などありがたい存在です。
何歳からでも、何十キロの体重からでも遅くはないと思います。ぜひ何かにチャレンジしてみてください。
11月の半ばまでの2ヶ月で8kgの減量に成功し、足腰への無駄な負担が減ったところでジョギング開始しました。ところが、筋肉量も減っていたのか、すぐに膝が痛くなって、その後も悪化の一途。ただ、昔体力に自信があったばっかりに、これは運動のブランクが開いたためだろうと勝手に判断して、益々走りました。走り始めて一ヵ月後にアップダウンのある5kgのレースにエントリーしていたので、意識して坂道なども走りました。
案の定、最初のレースデビューは散々な結果に・・・。普通に歩くのより遅いペースでゴール。惨めさと悔しさで何とも言えない気持ち。なんとしても今度は走れる体を作らなければという意識を強くしました。
本屋に直行して、「膝の痛み」というタイトルの本を買い、膝が痛くなった人がどうやって回復するのかを詳しく調べました。
当面、できるだけ毎日ウォーキングを実施しました。痛くならない範囲で距離も伸ばしていきました。坂道ははずして、ひたすら平地で。そのうち痛さはなくなったのですが、走れそうでもがまんしてウォーキングに徹しました。あわせて関節痛をやわらげる、コンドロイチンの錠剤を思い出した時だけ飲みました。コンドロイチンはけっこう高いので、使い時が肝心です。
で、一番大事だったなと思うのが、筋トレとストレッチ。膝周辺のストレッチをかなりやりました。毎朝ウォーキング前に寝転んで5分、座って5分、立って5 分。他にもイチローみたいに隙間時間はほとんどしました。筋トレは毎晩。膝に負担がかからないように椅子に座って片足ずつ10秒ずつ20セット。途中から 1kgのウェイトをつけました。
以上のことを一ヶ月続けたことで、膝周囲がやわらかく、かつ筋肉量も増えて来たようです。2月からは毎月100km近く走っていますが、膝などに痛みはありません。それよりも、心肺機能がまだまだトレーニング足りないなと思う日々です。
]]>体重自体は二ヶ月程度で、例のレコーディングダイエットで落とすことができて、11月後半からジョギングを開始。すぐに膝を痛めてしまい、反省。 1月からは無理をせず、ひたすらウォーキングと筋トレ、ストレッチを日々黙々とこなして、2月からはジョギング再開。現在に至っています。レースは二ヶ月に一回の割合。
この間、以前ほどではないにしてもけっこう食欲旺盛で食事制限も特にしていません。昼のうどんは平均2.5玉で、天ぷら類も平均一個は摂取。ただ、食べ過ぎたなと思ったときは夜は鍋料理で野菜中心にするとか、数日単位ではバランス考えながら。麦酒、泡盛の量がかなり増えてしまっているのが問題です。他、体質変化したのか、お菓子の類はまったく食べたいと思わない状態です。
下半身中心に筋肉量は増えているようです。加えて、心肺機能も改善してきているはずです。この冬は家族を何度か風邪が襲いましたが、僕自身はなんともなく過ぎました。花粉症も緩和気味です。
今後は、さらに走りこみを継続して、ゆっくり長い距離を踏破、走破できるようになって、自分の脚で身近な自然を満喫したいなと考えています。
・ストレッチ
・筋トレ
・ジョギング
・社内SNSチェック
・新聞チェック
・個人ブログ投稿
・失格社長ブログ投稿
・SNS巡回(4つ)
・RSS巡回
・メール処理
・メールで、見込み客へのアプローチ
・独自の新規顧客候補リスト作成
・早朝会議の内容精査
他にもあるのですが、こういった内容を朝の8時過ぎまでに終わらせることが理想です。メールの返事など時間がかかることもあるのですが、基本は先送りせず、朝の時間帯で終わらせます。
今は、5時に起きて、家族との朝食や、家事分担の時間も確保しながら進めているのですが、正直、ちょっと時間が足りません。家を出る時間が7時半過ぎなのですが、ここを早めることが重要です。
5時 起床、ストレッチ、筋トレ、ジョギング、シャワー、新聞
6時 社内SNS、SNS巡回、食事、家事
7時 出社、個人ブログ投稿、失格社長ブログ投稿、メール処理、マーケティング
8時 早朝会議の内容精査
これでなんとかなりそうです。5時台の過ごし方にちょっと甘さがあったようです。
業務教育や、スキル教育、勉強会とは別に、毎週水曜日は、昼の12時半~13時半まで英会話教室を開催してます。講師できてくれているのは、エポック英会話教室のHojin先生。
手品の名人でとてもフレンドリーで楽しいレッスンです。休憩時間を30分と、就業時間内30分を利用しての英会話教室。目的の第一はもちろん英会話力の向上を個人としても会社としても目指しているわけですが、さらに目的がいくつかあります。
・普段会話することの少ないメンバー同士で会話を楽しむ
・控えめな性格が多い中、勇気を出す習慣を身につける
・勉強をしなきゃ・・というきっかけづくり
・30分仕事時間が短くなることをあらかじめ頭に入れての段取り力の向上
などなど。僕もお客様絡みの予定が入ってない限りは、「Keiji」として参加しております。新人の特に女性メンバーとは僕も普段会話することがどうしても少なくなってしまっているのですが、英会話教室では、「笑顔」で、ファーストネームで呼び合って会話をします。実際、この機会は貴重です。
そういう意味では、英会話である必要はなく、会社の実状に合わせた業務系以外の勉強タイムを実行すればいいでしょう。料理教室などいいかもしれませんよ。
英会話の上達はというと・・・僕の場合は怪しいのですが、これがきっかけでジョギングの時などに、英会話のポッドキャストなど聞くようになりました。上達までの道は険しいですけど!
]]>・移動時間
・社内業務時間
の2つは、少なければ少ないほどよく、
・お客様活動時間(訪問、お客様向けメール、お客様向け提案の準備など)
を圧倒的に増やすことが原則です。加えて、個人レベルでは、
・勉強時間
を増やす必要があります。
社内業務時間は仕組み化や、不必要な業務がないかなど、定期的な棚卸で見直しを進め、場合によってはアウトソーサーの活用も大事になってきます。前回書いた、ルーチン作業の割り出しと、その徹底的なマニュアル化が大いに貢献するでしょう。
ただ、移動時間は個人レベルで少なくするのは限界があります。そもそもエリア戦略が間違っていたら、どうやっても短くならないからです。このエリア戦略の件は別途項をあらためます。
では、個人レベルで可能な工夫はないでしょうか?
移動時間を有効活用して、例えば、PCが使える環境ならば、メールの返事を書くとか、専門ブログを執筆するなど、「お客様活動時間」に変えることが可能です。葉書を書くことが可能ならば、訪問後の御礼などをさっと書いて投函するなど有効でしょう。携帯でもできることはけっこうあります。電波が良好なら待ち時間使って、アポイントのお願いなども可能です。携帯でお客様も読んでいるブログを更新したりもできます。
僕は最近では、移動時間=勉強時間と考えるようにしています。以前から雑誌などは読んでいたのですが、マス向けの情報はやはり希薄で、勉強にはならないと感じていました。最近では、飛行機や電車での移動の場合は本を数冊持っておいて、読み進みつつ、ノートにまとめたり、社内SNSに情報を書き込んだりして、自分が後で使えるようにします。
車での移動が香川においては圧倒的に多いのですが、以前ならラジオを聴いたり、好きな音楽をかけたり、あるいはテレビの音声だけ聴いたりでしたが、現在は、経営の勉強のCD-ROMや、これはと思った音声教材をiPodに溜め込んでおいて、聴くようにしています。これという教材は、100回ぐらいは聴かなきゃというつもりで。僕は記憶力が高いほうではない、まぁ、凡人ですので、一回聴いたぐらいでは抜けていきます。100回、200回と聴いてやっと自分の肥やしになるようです。そう考えると、移動時間は大事な勉強時間になるのです。
僕たちは営業車を2台保有していますが、どちらの車にも、このような音声教材のCD-ROMを10枚ずつほど搭載しています。お客様先への往復の間、寸暇を惜しんで何度も何度も聞くことで、質の向上が図られていると感じます。
]]>組織においてこういう負のスパイラルがはじまると生産性は一気に低下します。「取りあえず、集まろう!」と声をかけ、よく聞いて見ると、「プロジェクト型の業務」と「ルーチン型の業務」が一緒にごちゃ混ぜで進行していることがよくありました。
そこで、これらを分ける作業から着手しました。
次にルーチン型の業務においては、本当にその業務が必要かどうかを精査し、これまでの方法がベストかどうか検討します。その後、マニュアル化を細かい部分まで進めます。マニュアル化すると「思考停止するんじゃないの?」とか、「マニュアルがないと動けない人材を育てるんじゃないの?」と思われがちですが、いろいろ試した結果、ルーチン業務に関しては徹底してマニュアル化し、スピード優先、品質優先にして、「思考」は、マニュアルの「改善」に振り向けた方がうまく進むように思います。その際、担当者が誰で、目安として何分(何時間)程度で終えるべきかなどもマニュアルに記載します。
ルーチン業務のマニュアルが揃ってきたら、担当者の割り振りを見直しつつ、各自のカレンダーに落とし込みます。プロジェクト型の業務が向いている人からは、できるだけルーチン的な業務の比率を下げてもらいます。ルーチン業務で、マニュアルの完成度が高く、カレンダーがしっかりしていると、少々業務が詰め込まれても、目の前のマニュアルを変えるだけで、15分単位で違う業務を滞りなくさくさく進めることが可能になります。
プロジェクト型の業務はそれなりの経験のあるプロジェクトマネージャが数本のプロジェクトをまとめて管理するなどすると案外スムーズに進みます。それでも、よく点検してみると、プロジェクト型と思いつつ、ルーチン業務に移行できるものが混じっていることがあったりするので、プロジェクトの課題のひとつに「XXの仕組み化、マニュアル化」という項目を追加し、ルーチン業務としてのスタートまでをプロジェクトとして進めます。
僕たちの会社では、主に、セールス・マーケティング活動において、ルーチン業務を整備して、マニュアル化を進めているのですが、この方法に関しては別途ご紹介したいと思います。
]]>いろいろ合宿候補地は探しているのですが、僕たちの場合は創業以来、五色台の自然休暇村を利用させていただいています。
・オフィスにすぐに戻れないので集中できる
・見晴らしがよく、休憩時など気分爽快
・風呂が大きくて疲れが取れる
・食事もボリュームがあって、三食お願いできる
・広い会議室が利用できる
などなど。やはり日常から遠い、隔離性の高い場所ってことが大事でしょう。
昼前に着いたら、簡単なスケジュール確認のオリエンなどして、早速僕からプレゼン開始します。その後、午後の確認をして、昼食。ゆっくりしてから、主に、DVDの教材などを利用して、研修を進めます。センテンスごとに、僕がコメントをはさんで、身近な話題に落とし込みます。
夕方からはチームに分かれて課題に取り組んでもらいます。例えば、「インターネットを利用したまったく新しいサービスを考案して、企画書作成、プレゼンテーションを実施する」などです。ブレストから始まり、役割分担、他のチームの動向調査など、まさにプロジェクトマネジメントをけっこう真面目に実践してもらいます。
夕食は賑やかにアルコールも交えて。20時ぐらいから懇親会を部屋に戻って。最近ではWiiを持ち込んで大会開催したりなども盛り上がりますね。
翌日は最後のプレゼンテーションに向けて集中して取り組みます。けっこう苦労するのが時間配分。プレゼンテーションに練習時間を割くほうが大事だよ、と説明してもついつい企画書のまとめに時間を使い切ってしまいます。それでも、チームで一生懸命取り組んだプレゼンはなかなか見応えあります。
終わって片づけして、まとめなどして合宿を終えるのですが、五色台の山を景色を眺めながら下っていると、「これから下界の現実社会でがんばるんだ!」という気持ちになってきます。面白いですよ。
]]>ということが多くはありませんか。
システム開発系の会社や、プログラマーの方々の間では数年前から「開発合宿」というものが活発に行われています。通常のオフィスなど仕事場から離れて、例えば温泉宿や民宿などにこもって、集中的に短期間で劇的に開発効率を高める手法です。
僕らも2年半前に試しに5名のメンバーで3時間かかる山小屋風の宿泊施設に行き、合宿しました。行きの車の中でもブレストを繰り返し、アイデアをブラッシュアップしていきます。そして、決めておいた課題処理の手法を明確にしていきます。着く頃にはかなり頭が戦闘モードになっています。
着いたら、すぐにネットワーク回線を確認して、作業できる空間を作ります。眺めのいい部屋が好ましいですね。まずはストレッチなどしてモチベーションをアップしていきます。
で、そこからは集中して開発なり作業に取り掛かります。迷ったときに決断できるメンバーが入っているとさらに効率があがります。リーダーがひとりひとりの作業内容を把握して、アイドルタイムが出ればすぐに別の作業を依頼できるようにスタンバイします。
食事はできれば付いていることが好ましいですが、そうでない場合は、リーダーが用意するのがベストパフォーマンスです。とにかく作業の手をできるだけ止めないようにします。食事時のアルコールは判断が難しいところですが、夜は作業効率を考えないなら、差し支えないでしょう。普段できない会話をたっぷりするのもメリットですし。
ノッテきたメンバーにとっては夜の時間も有効活用したいものなので、そこは止めずに任せます。時には徹夜ということもあります。
日程は短くても2泊3日をお薦めします。二日目の昼にものすごいスピードで作業が進むことが多いのです。初日の夜から朝にかけてさらに頭の中で段取りが進むのかもしれないですね。ちなみに、あまりスケジュールは優先度含めて、個々人では細かく規定しません。とにかくどんどん片っ端からやっつけていくのが理想です。
疲れたときのお風呂はできれば24時間対応できる環境が望ましいです。お菓子や飲み物も買い込んで臨みましょう。
そして、一番大事なことですが、決めた課題のアウトプットをとにかく重視することです。サービスならリリースすることです。2年半前の時は開発合宿だけで、ウェブサイトをひとつと、コミュニティサービスをひとつリリースすることに成功しました。
開発合宿の手法は課題解決にも応用可能です。たまった課題を一気に加速度つけて処理することで、その後の仕事にも断然素晴らしい影響が始まります。
帰路は、アウトプットの後処理などをこれまた打ち合わせしながら帰ることになります。また、帰路のどこかで食事などしながら、反省会を設けることもはずせません。過去の合宿では、
「生産性が100倍は違う!!」
という会話がよく出ます。煮詰まったら、多少の時間ロスは覚悟してでも合宿することを強くお薦めしますよ。けど、100倍も違ってもらうと、普段の仕事の進め方も見直さないといけませんねぇ(笑)。
]]>
MLのその他の活用法としては、下記のようなものが考えられます。
1.ブレインストーミング
2.課題を因数分解して前に進める
1のブレストへの活用は想像できると思いますが、ブレスト会議をML上で展開するのです。ブレスト自体は会議でもSkypeなど使ってももちろんできますが、時間拘束しないという点でMLでのブレストもけっこう使い勝手がいいですよ。
担当者が最初に案をいくつか箇条書きで投げたら、あとは受信した参加者が期限までにどんどん投稿をしていきます。基本は箇条書きの下に続けていくスタイルです。人の投稿を読みつつどんどんアイデアを膨らませて投稿を続けます。すると、すぐに100個ほどのアイデアが出てきます。期限が来たら担当者が類似のものを整理し、カテゴリー別にある程度整理します。
2は、課題解決手法としてMLを活用する方法です。どんな大きなゴールでも課題でも、極論すればこのML式解決法を使えばけっこう簡単に解決に向け動きますよ。
最初に大きな課題、ゴールなどをSubjectに記述して、投げます。それを受けて、どう進めるべきかなど解決に向けた、決定すべき事項や調査すべきことなどを書き込んでいきます。アクションが見えたら、それ自体を今度はSubject化して、因数分解ができないか、あるいは具体的なアクションとして担当とデッドラインが決まるまで該当メンバーが投稿し続けます。
運用方法としてはなかなか文章化するのが難しいのですが、例えば、ある課題をAさんが投げたら、間髪いれずBさんが反応して投げ返す。ところが、Bさん他メンバーは集中してそのMLに対応できない状況かもしれない。その場合は、Aさんは自分で投げた課題に対して、自分でどんどんスピード感持って解決策を投げていきます。
イメージとしてはキャッチボールではあるのですが、誰もレシーバーがいない場合は、壁に向けて投げてキャッチボールを続ける感じです。とにかく、自分が手元にボールを持っている時間を短くすることがポイントです。相手の手元にボールがあって、キャッチボールが止まりそうなら、走っていってボールを取って、また自分が他のメンバーや、壁に向かってボールを投げるとか(笑)
キャッチボールの回転数を上げ、滞留時間を短くしていけば、気がつくと、短時間で課題解決の道筋ができており、かつ、課題の大半は既に片付いているということさえあります。
新規事業の具体的なプロジェクト立ち上げ時などは、ひとつのMLで一日の投稿数が200を超えるなんてこともありました。トイレ行く間もないぐらい(笑)。脳内物質出ますね。
この課題解決MLには、できればジャッジできる権限のある人が入っているとベストです。
MLはインターネットのメール登場以来の古い技術ですが、新しいグループウェアにも負けないパワーがあると感じます。
これも、1998年のエッセイ。
あってはならないことがまた起きてしまった。タンザニアに派遣中の国際協力事業団の職員「花岡理英子さん」が自宅前で強盗に射殺された。母子保健プロジェクトのメンバーとして7月から現地に滞在されていたそうだ。
先日のケニア、タンザニア連続爆弾テロといい、ルワンダ、ウガンダ、コンゴ近辺の内戦状態といい、どうもアフリカはきな臭いことが続いている。日曜夜の番組もアメリカ大陸縦断に比べて、アフリカ大陸縦断が苦戦しているようだ。でも、それで「アフリカは野蛮」という落ち着き方はしてほしくない。
実際、僕は数年前にこれらの国に滞在した。入国前はやはり緊張感があったが、慣れてしまえば、米国とそう変わらない。昼間なら一人で歩いても特別危険は感じない。ただ、夜はさすがに集団行動だ。それも小さくまとまっていては、グループの強盗に取り囲まれるとかで、わざと広がって歩いたりした。山に登るべく、一人で田舎の道を歩いていた時は心細さに、車が横を通るたびにビビッていたが、特に災難に会うことも無かった。確かに僕は運が良かっただけなのかもしれない。
友人達の中には「冒険かどうか知らんけど、よくそんな野蛮なとこ行くね」と言うやつがいる。誓っていうが、アフリカが野蛮なところであるという事実は全く無い。僕がナイロビの裏通りを歩く時の緊張感は新宿やロスの裏通りを歩く時の緊張感と同一である。自転車で京都市内を走っていて後ろから約50台の暴走族の車両が時速20kmで通り過ぎていった時の緊張感の方がはるかに恐ろしい。
日本に比べて人口の割にきな臭い事件が多いのは確かだ。ただ、これはアメリカ経由の情報の話。ある人は、アフリカ諸国の教育レベルに問題があるという。が、この問題の根底には先進諸国の植民地支配がある。僕から見れば、スーダンに予告なしで巡航ミサイルを何発も打ち込むアメリカの行為の方が野蛮だ。真珠湾攻撃を怨んでいる国の行為とは思えない。その行為を声を大きく否定できない日本の政府も同罪だろう。十字軍の時代と変わらん。
]]>これも、1998年のエッセイ。
美しく神秘的なものはいろいろあるが、そこに恐怖というか畏敬というかそんな概念が入るとさらに美しくなると僕は思う。鞭を持った女王様は美しさと同時に恐怖も外に出していなければ美しさ半減である。
僕はある粉雪の降る午後、K大学の原子炉の実験所を訪れた。この度補正予算でちょっとしたCGを作成することになり、原子炉のモデリングをすることになったのだ。実際作業をする会社の方を引き連れ、打ち合せに出向いたのだった。
事無く打ち合せが終わり、さて帰ろうかという時、先生からご提案が。
「原子炉見ていきます?」
普段、週一で見学会があるのは知っていたので、めったに無い機会に科学好きの僕は興奮してちょっとためらっている連中を促して見学させてもらうことにした。
「もうすぐ原子炉止めるからちょっと待ってな」
さて、原子炉のある建物に向かう。名目上はモデリングの下見だ。が、気分はお上りさん。入り口で名前、所属を記入。が、見学者用の紙の右の方には
「被ばく量」
の空欄が用意されている。しかも、名簿の上の方には5人に1人ぐらいは単位はよく分からないが数字が入っている。ちょっと不安になってくる一行であった。
靴を脱いで黄色い「放射線マーク」の入ったスリッパに履き替える。病院の集中治療室に入る時みたいな服もあるが、今回は必要ないとのこと。で、そこで先生から電子体温計のお化けみたいなのを渡される。
「先生これなんですか?」
「数字が上がっていったら被ばく量のことやから、気をつけてな」
「???!!!」
「携帯電話はスイッチ切っておいてな。数字上がるから」
まぁ納得して建て屋内へ。二重のエアーロックの扉をくぐる。中の方が気圧が低くて空気が外に漏れない構造になっている。中はさすがにでかい。入り口近くでパネルを元にちょっと説明を受ける。で、周囲のキャットウォークに沿って上から原子炉を見学。と、「ビーっビービービービービー」と警報音とともに開いてはいけないようなドアが開こうとしている。
「先生大丈夫ですか?」
「気にしたらいかんよ。大丈夫。今日は年度最後の運転だったから作業も多いんや」
運転管理室に進む。なんせ日本でもかなり古い世代の原子炉だから管理室もウルトラ警備隊みたいだ。と、そこで運転部の技官の方から「面白いもの見せてあげよう」との提案。原子炉の真上にいける梯子廊下を進む。普通の見学者は立ち入れないコースだ。
「原子炉を止めてしばらくはまだ放射能が出ているんですよ。そこで冷却水にその放射能が影響して青い光を放ってます。それがチェレンコフ光です」
「チェレンコフ光?」
そこで我々は原子炉の上に立って小さいキャップをはずした穴から中を一人一人覗いた。そこには暗闇の中で怪しく光る、美しさと恐ろしさを持った光が光っていた。本当に美しい。
次に地下へ。これも完全にコース外。まさに原子炉の側面に出る。コンクリートの向こうは原子炉の中だ。が、表面にクラックが・・・。これからメンテナンスするらしい。このあたりで、懐の被ばく計が気になるが仕方ない。
「向うの部屋も見てほしいけどセンリョウ多いしなー」
「センリョウ?」(もちろん放射線量のことである)
僕らは丁重にお断りして出口に向かった。ちなみに女性は見学はできないそうだ。卵子は数が決まっているので、生産工場のある精子と違いやっぱりまずいらしい。出口で被ばく計を見ると、「ゼロ」の値。ホッとしつつも(見学用はゼロしか出んのちゃうか)と疑念がよぎる。
次に放射線測定器へ。体重計みたいなのに乗って手を機械に入れる。するとメーターが上がって結果が表示。
「手0.0 手首0.0 足1.2」
足の1.2がとても気になったが、画面には「異常なし」と出る。
「足は床するからちょっとはでるんや。心配ないよ」
とのこと。壁を見ると、「60時間/月以内」の張り紙・・・。
僕らはお礼を述べて実験所を後にした。貴重な体験であった。
総じて言えるのは、「目にみえんだけに恐い」ということ。ただ、原発に反対の立場の僕も今回は貴重な体験だ。ここはもちろん医学、物理、農業、化学他多様な分野への中性子実験を行っているアカデミックな実験所。毎年一回公開してるので、実験炉のホームページを見て興味のある人は見学して下さい。僕は今月は後、58時間なのでパスしますね。
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