ウェブとかあれこれ

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想いの共有、共感

高度経済成長期のやり方そのままでは成功しない時代になってきたことは、僕らはバブル崩壊前後から気がついている。ただ、気がついていながら、次の目標とするモデルが見つからず、長い長いトンネルに入っている。中小企業のオーナーの方々や、老舗のメーカーの方々と話していても、「もう昔のやり方は通用しない、問屋も頼りにならない・・・」と嘆かれる方が多い。

その活路としてインターネットを考えられる方が多いのだけど、そこは情報が一瞬で比較される世界。中途半端な気持ちと、中途半端なコンテンツ、情報では結果を何も残せないまま苦しさが増すばかりだろう。

では、どういうスタンスで臨めばいいのか。

僕自身にもしっかりとした答えがないのが本音なのだけど、時代を大局視点、鳥の目できちんと掴み、俯瞰して、その上での局所対応が必要なんじゃないだろうか。経営の本質であるのだけど、なかなかできない。まして、ウェブを戦略の中心に置かずに、戦術の一方法と考えていると、そもそも難しいだろう。

今の時代は僕なりの肌に感じることを述べると、これまでになく、「想いの共有、共感」が大事になってきているように思う。単に情報が多いとか新鮮であるだけではだめで、そこに魂のこもった想いがあって、かつターゲットユーザーがその想いに共感できないとなかなか成果はでないんじゃないだろうか。

そういうことをずーっと昔からやっている人も、企業もいる。僕らはその想いの深さと、僕らにも必要であることを気づいてないだけだったのかもしれない。

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