ウェブとかあれこれ

地域ブログの可能性

mixiでのベンチャーゲノム代表の大西さんの日記に触発され、ちょっと書いてみる。

「地域ブログ」というものが話題で、12月1日にグランドオープンする、「あしたさぬき.jp」という新しい香川をベースにしたブログサービスが題材だ。

あしたさぬき.jp

「あしたさぬき.jp」はそれ自体、様々な「活性化する仕組み」を備えたサービスで、オープン前にしてかなり盛り上がっている。知ってるあの人、この人も「あしたさぬき.jp」内に舞台を設置して、実験を開始している。

「あしたさぬき.jp」の主要なサービスは、大西さんも呼んでいるように「地域ブログ」である。地域の情報発信力に長けた人たちにブログを書いてもらい中核層を形成し、初心者の方にもその方々を一部手本としてもらいながら、かつ講習も重ねながら、コンテンツとアクセスを増やし、「香川」と「ネット空間」を掛け算したステージで、ビジネス展開しつつ、地域貢献も図っていこうということかな?もちろん、続々新サービスは出てくるようなので、サプライズもありそう。

ブログと言うものは、よく言われるが、「個人の信用創造装置」。ただ、万人に向かって信用を創造しようという人はいないと思う。政治家でも何がしかセグメント化し、選択するだろう。と、書いてる僕はどうかというとそのあたりの宣言がうまくできてなくて、

・ウェブのコンサルタントとしての信用創造したいのか?
・失敗事例も含め起業家の先達として信用創造したいのか?
・単にIT、ネット業界で信用創造したいのか?
・地域の変てこな経営者として信用創造したいのか?
・次代を担う学生の方々へ信用創造したいのか?
・ネットとアウトドアを絡めたマニアな領域で信用創造したいのか?

などなど、曖昧だ。

セグメント化しないと曖昧になり、信用創造のスピードも鈍るし、レベルも低くなるだろう。ただ、セグメント化して選択し、そこで突っ走った場合は、捨てた領域は別のブログを立ち上げるか、サイト内でコーナーを明確に分けるか、本当に捨てるしかない。ブログエントリー時にカテゴリーにて分類することもできるが、RSSへの対応などうまくしないと、結局曖昧になるのではないかな。

さて、「地域ブログ」というサービスを利用して「信用創造」を図る場合はどうか。あらかじめ、「香川」なら「香川」という領域に入っているとも考えられる。本人は別の領域での「信用創造」を目指しているかもしれないが、訪れる読者からは「香川」という属性が多少なりとも着くのではないだろうか。香川とはあまり関係のない、例えば、「ジャズ」なんかの話題を中心にしていても、「香川からジャズの情報発信している●●さん」と思われるんじゃないかな。もちろん、香川在住ならジャズ中心にしていても日常の一部を書いてしまって、「香川っぽさ」が出ることもあるだろう。読者から「香川」のタグをもらうこともあるはずだ。はてぶで、「香川 ジャズ」に分類されるかもしれない。

そういう意味で、「あしたさぬき.jp」などの「地域ブログ」では、例えば、香川と言う地域セグメントで「信用創造装置」を起動させることを目的とした人には最適な環境と言える。個々のブログやエントリーにどこまでインフラである、「あしたさぬき.jp」本体が絡んでくるかがわからないが、「香川」で信用創造しよういう人には大変意義がある。
そこで参加する人に求められるのは、地域をとことん愛し、愛することを貫いていく中で「地域」の中での理想とする短期的、長期的な「自分像」の明確化じゃないだろうか。ここがある程度はっきりしていれば、「地域ブログ」において「信用創造装置」は効果的に働いていくと思う。

「香川」と言う領域において、「香川」を愛し、その中に理想の「自分像」を持っている人がどんどん集まってきて、それぞれが「個人の信用創造」を膨らませていけば、「あしたさぬき.jp」内にて共有され、対話が発生し、化学反応が起きてくると思う。読んでいるだけの読者も含め、多くの方が参加を始め、「香川」と「ネット空間」を掛け算したステージは、地域として無視できない知的な空間に発展するのではないだろうか。それはたぶん県民から見ればとてつもない社会貢献、地域貢献であり、発展度合いによっては地域の大規模シンクタンクとして機能し、政産学官マスコミ、あらゆる「香川」に関係したセクトが意識する存在になるだろう。そこにビジネスの種もありそう。

と、なんだか理想論っぽくなってきたけど、実際には様々なアクションが必要で、それを実現する強力なリーダーを含めた人材も必要だろう。ただ、僕なりの「地域ブログ」への想いとはこういうことなのだと、ちょっと名古屋までの新幹線の中でまとめてみたかったのですー。

20代はPC使わず携帯シフト

僕はたぶん、携帯電話を恐ろしく使っている人間だと思う。隙間時間はほぼ携帯を触っている・・・。既にこんなんでいいんだろうかと思うが、もう少し書くと、ラーメン屋やうどん屋では昔だったら週刊ジャンプでも手にして、漫画をめくりながら・・・というところが今では携帯(どっちにしても行儀悪い)。先日の社員の結婚式では高砂から一番近い主賓席でありながら、なんだかずーっと携帯をカチャカチャさせていた記憶が。SNSを5つほどかけもちするようになって拍車がかかっている。主な利用は、そういう意味ではブラウザとカメラ。メールなども使わなくはないが、おもに社内からの決済依頼程度。たぶん、従量制ならすごい金額を請求されることだろうなぁ・・・。

で、本題だけど、20代の若者は、携帯にシフトしてしまっていて、価格が比較的高くて、ユビキタスと言いがたいパソコンを使わないということがデータで出始めた。

パソコン見放す20代「下流」携帯族

グラフがなかなか衝撃的だ・・・。

通販を検討する際、その商材が50代ターゲットだったりすると「うーん、ネットの年齢層とミスマッチですねぇー」などと会話することも多いのだけど、これじゃぁ、20代狙った商材やサービスも、PCだけでやってたのではミスマッチになる。

記事に指摘にあるように、キーボードを使わず、親指だけではやはり限界があり、情報発信量は減るだろう。何より、僕も体感しているけど、言いたいことは頭の中に文章できてるけど、簡単に言い切っちゃえってことにならないだろうか。携帯があげてくれる候補変換にそった文章構成になったり・・・。

そこから生まれる文化もあるだろうし、まぁ、僕が心配することではないんですけどね。

Web2.0はパラダイムシフト

Web2.0という言葉が昨年一部で流行して、その手の本を僕も踊らされてたくさん購入したわけだ。毎日のように届くアマゾンの箱に、妻も閉口していた。

Web2.0はあくまでパラダイムシフトの過程をあらわした言葉であり、次にまだまだ続きそうなことも予感させつつ言ってるだけのことなので、特にあらためて定義する必要はない。ただ、いわゆるWeb2.0的なサービスはある程度共通認識になってきてると思う。Google AdSense、blog、SNS、SBS、Wiki、写真共有コミュ、映像共有コミュ、API公開、マッシュアップ、タグの概念など。そこにあるのはユーザー参加。

Web2.0的なサービスを必要としない人は、仕事上の悩みがない人なのかもしれない。例えば、僕の場合、

 ・時間がなくて、良質な情報を探索する時間がない。

という悩みには、

   → SBSとRSSリーダーの組み合わせ

という答えがやってくる。

 ・古い友人や縁のあった方々に近況を知らせたりする手間と時間がない。

という長くあった悩みには、

   → SNSとblogの組み合わせ

が解決手段になった。

ましてや、会社ブランドに依存せず、個人ブランドでビジネスの幅を広げていこうという場合には、あらゆるWeb2.0的サービスの組み合わせの中で存在感を示していくことがコストパフォーマンス的にも有効だ。会社というものも、そういう個人ブランドの価値が高い人材を求める時代に移ってきている。パラダイムシフトなのだから、ルールの変更には敏感になってみてはどうだろうか?

GmailからFlickr、You Tubeまで。

以前、学生たちが思った以上にネットから遠い存在のような気がする旨を書いたが、先日、島根の専門学校の集中講義で、1日半でどこまでできるか的に様々なネットサービスを利用して情報発信をする内容の授業を行った。正直、回線スピードの問題や、Mac OS9という環境にも苦労したのだが、想像以上のスピードで課題を克服していく様は、まるでスタンプラリーかロールプレイングゲームをやっているかのよう。終わったあとの疲労感はかなりのものだったけど、満足感が漂った。

簡単にネットを取り巻く現状を講義した後、パソコン演習室に場を移して、チーム分け。プロジェクトマネジメント要素は求めないまでも、チームワークを発揮して難題に向かってもらう。実際、スタートして問題噴出したのだけど、基本的に解決策を僕が提示することはせず、Google検索などで解決してもらう。見てるとWikipediaなんかも有効に使って、よくわからないことも調べて進めていた。検索時代の学校講義の目的とは何であるか、その一端を見たような印象だ。

まずは、Gmailのアカウントを取得してもらう。今後、様々なサービスを利用して情報発信していくに際し、基本的なIDはメールアカウント。Gmailのようなアカウントは大活躍。一昔前のフリーメールは怪しい香りがしたものだけど、Gmailだとおしゃれっぽいのは僕がGoogleフリークだからかな。いや、実際使いやすいですし・・・。続いて、チームで企画したblogの作成。ライブドアでもココログでもなんでもいいんだけど、OS9でのブラウザ制約で、NN7を利用するも、親和性が低いサービス多くて苦労しまくり。フォームがきちんと表示できなかったり。OSXに乗り換えろってことなんですかね。

blogではデザインチェンジや他のチームのblogにトラバ打ったり。続いて、Gofield主催のSNS、Patioに登録して、自分のblogとシンクロさせる。次にはてなのアカウント取得して、各種サービス実践し、SBSの世界なども経験。他のチームのblogなども「はてぶ」登録して、そのRSSをRSSリーダで取得してみたり。

この辺で差がついてきた。早いチームは、携帯で撮影した写真をFlickrに登録し、そのページデータを自分のblogにエンベッド、貼り付け。最終は、またまた携帯撮影した映像をYouTubeに登録、続いてblogにエンベッド!ついでにPatioにもエンベッド。ふぅー。

最後まで到達したのは1チームだけだったけど、大半のチームがかなりのサービス利用、情報発信に成功した。取得した各サービスのアカウント数も6つ以上になり、各自ノートでパスワード管理するも混乱気味。その混乱が今のネットの混沌なのかもね。そうして次に、LifeHacksをやってみるか!という流れなのか。もう古いか。そしてその中心にいるのは検索なれど、確実に、フォークソノミー概念も僕らは身に着けている。

そんな二日間でした。

sde.jpg

アウトドア達人のネットリテラシー

どうもアウトドア系の人材のネットリテラシーが高度化しているような気がしてならない。と書き出したが、一般論を述べるつもりもなく、よく知ってる人のことだけ指して言ってるんですけど。

代表格は、共に野遊び屋をスタートさせた、ごうさんRyuさん。そして、内田さん。お三方共に、文筆家でもあるので表現媒体の場としてネット利用率が高いのは当然。また、人的ネットワークがそれぞれのビジネスを支える意味合いが強いので、コミュニケーション手段としての活用も重要。

ただ、それってビジネスマン全体にいえる事の筈なんだけどな。

特にごうさんの場合は、「あのー、ジーアウトフィッターは、ネット系の会社ですよね」と勘違いされてもおかしくないぐらい、ネット利用率が高くなっている。その辺のIT会社など足元にも及ばない。「対価は、情報を出し続けているところにやってくる」と言われるが、ごうさん軍団の情報発信量は凄まじい。それのどれもがいわゆる「死んでない」。

野外道具屋ドットコム
シーカヤックショップドットコム
野遊び屋
ジー・アウトフィッター
野外道具屋ブログ
野遊び屋ブログ
シーカヤックブログ
ファイントラックブログ
野遊び研究会
シーカヤックDVD This is the sea
香川県 遊び歩き情報

もっとありそうな気がする・・・。


われらGofieldでも、実際、これだけ人数がいるにも関わらず、情報発信しているのは一部に偏った上で、かつ、個人ブランド構築などは夢の夢。「死にかけ」ブログが累々。とてもじゃないが、「ネットの中に住んでいる」とは言いがたい。

ネット上での存在感に加え、個人ブランドを確立していくスタイルを学びたければ、注目すべきは「ごうさん」かもしれません。

ネットから遠い学生たち

現在、ひとつの大学と、ふたつの専門学校で非常勤でネットやらウェブやらの講師をやってるんですが(2006年度の話)、僕の講義はどちらかというと双方向性の高いインタラクティブタイムでして、学生の反応を様々な方法で確認しつつ進めていきます。

テレビを見ないし、あえて学生世代の話題を追っかけてもいないので、話題が微妙にあわないのはいいんですが、ネットの中での生活もそこそこやっている僕にしてみれば、ちょっと戸惑うことがあります。

それは、学生たちがあまりネットになじみがないということ。

世間的にはネットを賑やかせているのはチュウボウ(中学生)やら、生まれながら気がつけばネットがそこにあった平成生まれの連中のはずなんですが、僕が講義している学生たちは何やら縁遠い世界の話らしい・・・。これは地方だからでしょうか?

マナーも含めたネットリテラシーが高くないのは、まぁいいと思うのですが、聞いてるとネットへの接触時間が圧倒的に短い。「なんでそんな学生がウェブの講義とか受けてるんだ??」と怪訝な表情になってたかもしれません。地方とはいえ、回線環境など地理的なハンディは少ないと考えられます。第一の理由は「あんまり興味がない」ということのようです。それゆえ、「自分用のパソコンがない」。接触しないから未知の世界になっているようです。学生になるタイミングで「必須なんだよ」的外部圧力でもあれば購入したのかもしれませんが(この場合、費用負担者は親)、学生になってしまっては「バイトで買いなさい」となって、携帯代やらゲームソフト(DSなど)よりも、パソコンは後回しなのですね。

それでも、YouTubeなどが話題になってるので、「欲しいのは、ほしい」とのこと。mixiやらの流行で、携帯を使ってネットの世界に足を突っ込んでいる学生はもちろん増えています。ただ、mixi以外での接触時間が短いことが影響しているのか、はたまたコミュニケーション能力の問題なのか、mixi上で「突然死」というか、「引き篭もって」消えてしまうパターンも学生世代には多いですね。

情報収集をする必要がない学生に「ネット使えよ」と言っても無理ですから、コミュニティなどに活路があるのでしょうが、まぁ、みんな、これも就職活動に向けたトレーニングだと思って、もう少し触ってみたほうがいいんじゃないかな?無駄な投資じゃないと思うよ。

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