06/022008

アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者

アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者
小川 浩 林 信行
インプレスR&D
売り上げランキング: 1803
おすすめ度の平均: 3.0
3 題名があざとい
1 アップルとグーグルを賛美しているだけの本
4 革新的、とはどういうことなのか?
5 Appleはずっとあこがれの会社でした。Googleは関連する技術を調査していただけに残念でした。

アップルとグーグルという現代の、そしてこれからしばらくの間も偉大な覇者となりつつある二社の共通項や異なる点をまとめた本。ただ、少々無理があったのではないかと感じる。いいところで、グーグルの話題になったり、盛り上がったところでアップルに移ったり。無理に二社をテーマにしようとしている感が・・・。

ここ数年、グーグル本が盛り上がり、ジョブズ本が何冊か出て、「ウェブ」を語る各種論客の間で、両方の会社の企業文化や経営者の想いを綴った本が多く出て、確かに、時代は「アップルとグーグル」をひとつのテーマと考えているのかもしれない。僕もそう思って買ったんだけど。成功事例集としてはいいんだけど、両社を深く理解するまでは掘り下げられてないようなイメージ。ただ、下記の文章はそれが何故かを解説するまでもなく、なんか納得できるものがある。アップルやグーグルが企業規模に関係なく、他社との圧倒的な違いを持っていることを感じさせているからだ。それが何なのかを地道に考え、そして自分たちにできることを学び、実践していくことが地方の中小企業経営者にとってはひとつの道かもしれない。

アップルやグーグルに詳しい人の多くは、ライバルがどんなに頑張っても、この2社には追いつけない、というあきらめをどこかで感じている。

「アップルってやっぱすごいの?」「グーグルってやっぱすごいの?」という思いからまずはスタートする人には買って損はないかも。


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