11/072008

悩む力、そして生きると言うことは

実は、火曜の夜から調子が悪くなってきて、水曜の朝からは高熱。今朝までずーっと寝込んでおりました。久しぶりのしんどさでした・・・。

そんなわけで、僕が推進役になっている各種プロジェクトも停滞気味で、本日からなんとかギアアップしていかねばなりません。気合入れなおしです。

寝込んでいる時に、何冊か本を読破しました。(そんなことしてるから快復が遅れたんですけど)

特に、尊敬する姜尚中教授の「悩む力」は、いろいろと考えるところ多く、もう一回すぐに読み返したいところです。

悩む力 (集英社新書 444C)
姜尚中
集英社
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既にベストセラーなので読んだ人も多いでしょう。僕自身、夏目漱石は大好きで、学生時代からこっち何度も何度も読んできました。読むたびに何か共感っぽいものを感じていたのは、漱石の小説の主人公たちが悩んでいる姿に自分が重なっていたからでしょう。悩みに悩みぬいて強くなるという姜さんの言葉には説得されます。また、働くこととは何を意味するのかの部分も一読の価値あるでしょう。

僕は、学生時代に祖父の死に直面し、はじめて「死」というものが遠い世界の話ではなく、誰の身にもやってくることなのだなと実感しました。それ以来、柳田邦夫の死に関するノンフィクションを読んでみたり、がんと闘いながらも強く生きる千葉敦子さんの本を全部読んだりしつつ、死と言うものはなんなのか、そして生きていると言うことはどういうことなのか考え抜いた時期がありました。

が、社会に出て忙しい毎日をすごすなかでそういう悩みや葛藤は小さくなって、どちらかというと、お金を稼ぐにはどうするか、人並みに安定するにはどうする?という日々になっていきました。

ここ最近、身近な人ががんになり、手術。保育所時代からの友人の突然死。そういうことがつづきました。

また世界的には金融危機、世界不況の予感。

僕は今こそ、自分の夢をきちんと練り上げ、想いをみんなに語っていかないといけないんだろうなと感じています。でなければ、仕事もうまくいかないと思うのです。そして夢を考えるときに、やはり、死とはどういうことで、生きるとはどういう意味があるのかを再度考える時が来ているなと思うようになりました。僕はやはり僕自身と向き合うことが好きなタイプのようです。自我を問い続けることが大事だと考えます。なかなか宗教とか、スピリチュアルなものに解を求めるようなタイプではないみたいですね。父に似たんでしょうか。

ただ、こういう話題は自分の中で行うものではあるのですが、雑談として酒を酌み交わしつつ話すのもけっこう楽しいものです。話の結論は出ないんですけどね。学生時代、麻雀の終わった明け方に、だらだらと生や死を語り明かした時間が懐かしいです。

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