10/272010

街にも森を。そして、どんぐり銀行で預金するということ。

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先の日記で14年前にどんぐり銀行関連のボランティアでクヌギの植林をしたことを書きました。自分が植えた苗が立派な森へと育ってるのはなんとも嬉しいですね。その後どうするかが問題ではあるのですが(苦笑)

個人的な思いは、以前にも書きましたが、香川の中のありとあらゆる空きスペースに香川に生えてる樹を植えていって、森と海の県にしてしまうというのが理想。サンポートなんかは臨海のスペースとしてはいいんだけど、陽射しをさえぎるものがないので、もう全部森にしちゃって、海から見たら森に船が着く!って感じにしたいんだけどなぁ。

けど、あちこちクヌギやアベマキの森になっちゃったらクワガタやカブトムシが大発生したり、スズメバチが街中をブンブン、猿はキャーキャーってことになるのかな?いや、大丈夫だよね(笑)。街路樹じゃなくって、どーんと一区画単位で森にしてほしいな。耕作放棄地なんかも、耕したい人が他にいない場合は、じゃんじゃん森にしちゃうのはどうでしょうか?どうしてもまた畑にしたい場合は、木材を皆伐した後に焼畑にすればいいかも。

どうも予算の問題なのか、後の管理にびびってるのか、街中の公園の樹は、「ぽつん、ぽつん」という感じでつまらん。もっと歩いて入れる楽しさ伴って本数たくさんにして欲しいなぁ。人の手が入った気持ちのいい森っていうのは、ドングリランドや公渕森林公園にあるのでぜひ体験して欲しい。行政の手が回らないなら、ぜひ市民にチャンスを与えて欲しい。議論の末、面白い森をたくさん作るんだけどなぁ。

最近では神社なんかも大きな樹だけ残して、ややこしい藪や細い樹はバッサリ!ってことが多くて、げんなりする。「変質者」対策のつもりかもしれないし、管理が面倒と思うからかもしれないけど。そんなので変質者が減るわけないし、管理なんかは僕らのころは子供たちもボランティアでけっこう手伝ってたものだけどな。コミュニティの崩壊は便利さの追求にもあるように思うんだけど。

日曜日に、またまた公渕森林公園に子供たちと出かけて、どんぐりを拾ってきました。今年はナラガレの影響もあって、どこもドングリが不作。熊やイノシシ、猿の出没の原因とも言われてます。

が、僕の頭の中のドングリデーターベースでは、猛暑に負けない元気な古木がいくつもありますんで、この日もドングリたくさん収穫しました。

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「ドングリを集めるのは動物のエサを横取りしてるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そもそも子供たちが拾う量なんかしれてます。どんぐり銀行システムは、子供が森と接するきっかけ作り。森に行って森で遊ぶことを知ってる子供を増やすことが目的です。貯金したどんぐりは、「D」というドングリ通貨の単位になって通帳に記載され、春には苗木などとして払い出しをすることができます。きちんと1月1日には利子もつくんですよ。払い出しを受けた苗木は学校の先生と交渉して学校に植えたり、家の人を説得して庭に植えたりします。

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僕も小学生の高学年からはゲームセンターやポータブル電子ゲームなどにはまったりしましたが、今思い出しても、森で虫を捕まえたり、基地を作ったり、戦争ごっこしたり、探検したりといった遊びが断然面白かったなぁと実感します。それで、今の僕のライフスタイルや人生観になってるわけですし。

僕んちの息子と娘の森遊びレベルはけっこう高いですよ。

九九は苦手ですが(笑)。

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