02/102012

曖昧な組織は、3つの「ト」で求心力を維持

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昨日の続き。

拘束力のない団体こそガバナンスの再構築を


「所属意識」やら「目的」やらがぶれやすく、責任が曖昧になりがちなNPOや組合、任意団体などはガバナンスの再確認、構築が必要だってことを昨日書きました。

そうしたコアなメンバーを補強するメンバーとして、「会員」や「サポーター」「ボランティアスタッフ」「ファン」「常連客」などなどがある程度定着、拡大しないと事業推進は弱くなる傾向があります。逆に、この方々が楽しんで事業の運営に参加してくれると事務局サイドの負担が減って、より組織運営に邁進できるようになります。

では、そのコアなメンバーを取り巻く緩やかな方々はどうすれば増えていき、活動が活発になるのでしょうか?

これも10年以上前から言ったり書いたりしてきたことですが、「3つのト」が必要だと思います。

ネット
アジト
ホスト

■ネット
もう今では疑う人いませんよね。点でしか会えない日々を線や面に変えるためにはネットの活用は不可欠です。メーリングリストだけではなく、ブログやSNSの活用により形式知的な情報共有だけでなく、暗黙知の部分にも応用がはじまりました。想いを共有することが大事です。可能なら、ネット内でのコミュニケーションに通じたメンバーが音頭を取るようにすれば会員、サポーターの活性化に繋がると思います。このモデレータの明確化が重要です。

■アジト
ネットで日々の空白を埋められるとはいえ、対面でのなんでもないやりとりの中から生まれるアイデアなどは重要です。だらだらとたむろするだけでもいいんです。事業に関係するものがなんとなく置かれてる、関係する書籍が並んでる。空間を媒介に想いが拡がっていきます。できれば、ゆったりとしたソファーと珈琲メーカー、麦酒の入った小さな冷蔵庫、本棚は欲しいですね。アジトは「イベントの時だけ利用」っていうのではダメです。お店なみに、休みは週一回ぐらいがいいですね。「ふらっと寄れる空間」であることが大事なんです。

■ホスト
そのアジトにはホストが必要です。ここが一番難しいところでもあります。誰でもいい、とアルバイトを置いておくのではダメなんです。組織全体のことを理解した上で理想が語れて、雑談にも応じ、気の効いたおもてなしの素養も必要です。ネット内のやりとりもだいたい頭に入っておく必要ありますし、そもそも「会員」「サポーター」「ボランティアスタッフ」などから好かれてないといけないので、人間的魅力も必要ですね。となると、アジトにいない時の過ごし方も重要になってきて・・・。と、そんな完璧な人間は稀ですから、そういう人を目指してるっていうのでよろしいかと。サブのホストがいてうまく分担できればいいですね。「いつ行ってもその人が居る」という感覚が必要でもあるので、やっぱり簡単ではありませんね。

以上の、「3つのト」、ネット、アジト、ホストが揃うとその組織は次のステージに強力に進みだすと思います。けど、固定費の増大には気をつけて。身の丈の少し下を・・・。

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