12/282011

相手にとにかく誠実に伝える

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一昨日からの営業心構え編。ほとんど社内向けに書いてますんで、Gofieldメンバーのみんなはよろしくね(笑)

・伝えたい中身を思いっきりわがままに愛する。
・相手にとにかく誠実に伝える。

この2つが大事と言うのは何度も書いてますが、今日は「相手にとにかく誠実に伝える」部分。

前者の「伝えたい中身を思いっきりわがままに愛する。」が文字どおり「中身」の話とすれば、後者は「外見」の話。

内容、中身に関してはそれこそ思いっきり自分が納得いくまでわがままに愛して昇華させればいいのですが、いざ、口に出したり身振り手振りで伝える場合は、一転して「誠実」でなければいけません。

「誠実」というのは喋りがうまい、流暢というのとはまったく意味が違います。

前職、シリコングラフィックスはシリコンバレーに本社がある会社でしたんで、西海岸流のプレゼンテクが浸透していました。確かにみんな喋りがうまい。日立の泥臭い声だけでかいプレゼン環境で育った僕からは驚きでした。が、僕が所属していた大阪支社に、たまーに東京からマーケティングの連中が商品説明とかにやってくるんですが、これが喋りはうまいながらも上から目線で、どうにも「不誠実」。ほんまにおれらに理解してもらおうとおもとんか、われ!みたいな。

いや、あれはひょっとしたら標準語に僕が慣れてなかっただけかもしれんませんね(笑)

まぁ、とにかく小手先の喋くりがうまいというのは「誠実」とは違うわけです。それよりも、職人のおじいちゃんが、朴訥ながら丁寧にゆっくりと語っていただいた方が伝わってくるものがあるわけです。

喋りにおいて特にNGなのは「照れ笑い」と「鼻先笑い」。これをする人、ほんと多いですね。本人は緊張感の中でつい出てしまう癖なのかもしれませんが、された方はじっくり聴く気がなくなってしまいます。それと声が小さいこと。相手に聞こえてるかどうか関係なく喋ってること自体が不誠実です。仮に聴いてる人が部屋の対面の遠方にいれば、きちんとその人に届く声量が求められます。無理な人はまずはボイストレーニングから。

早口の人も多いです。実は僕もです。自分が思ってるよりもかなりゆっくり喋ったほうがどんな現場でもちょうどいいぐらいになりますよ。相手にきちんと呼吸してもらう間をとることが大事です。それには相手の呼吸を感じながら丁寧に丁寧に喋らないといけません。

若い人なのに元気がないのも、いい大人からしてみれば不誠実に感じますよ。「おまえ、おれと喋るのが嫌なんか?」って感覚。テンションのギアは普段よりひとつ高めで元気よく。

誠実と不誠実の具体的な例は身だしなみなんかも含めいくらでもあります。一定の社会常識と教養があれば大丈夫だと思うんですが、営業勉強会でロールプレイやってると、「はい!今のアウト!」ということが多いです。「時間を守らない」「気が利かない」というようなことが日常化してる人も不誠実を体現しているわけですから要注意ですね。けっこうそんな人、多いですよ。

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