03/042014

スタートアップの創業期に本業以外に時間を使うことは危険。

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中小機構で月に一度経営アドバイザーのようなことをやっています。僕自身がアドバイスされた方がいいぐらいなんですけど(笑)。以前はウェブ関係を中心にインターネット活用の相談が多かったんですが、最近では組織立て直しの話や、若い方からの創業に関する相談もちらほら。

中小機構 四国 経営相談窓口(スケジュール)

組織立て直しにしろ、創業関係にしろ僕が辿ってきた道ですし、失敗経験豊富なのでネット活用なんかよりも正直気合入ります(笑)。

そんな中、若い方(20代)で一人や、数名で起業する際、同時にボランティア活動とか、お手伝いレベルの利益ほとんどない仕事に一所懸命なケースが続きました。サラリーマン時代に比べれば、一見、時間に余裕があるように感じるので、頼まれたらやってしまったり、「俺もCSR!」と意気込んだりしてるんだと思います。また、それまでの閉じた世界から脱却すべく異業種の交流を深めるチャンスにされているのかもしれません。それはそれで信用、信頼が生まれて次のビジネスに繋がる事もあるので否定はしません。

ただ、本来は用意した資本金で死に物狂いでビジネスモデルの構築に取り組んで、本業の中での確固たるパートナーシップの構築やお客様の拡大、利回りが計算できる資産の形成に集中すべき時期なんじゃないかと思います。もしくは、一ヶ月の生活費の10倍ぐらいの大きな仕事に取り組んで、再投資可能な利益を上げるとか。

と言いつつ、僕の場合は、まさにボランティアやNPO、地域づくりみたいなことに創業前から顔を突っ込んでいました。それが今の人脈になっているわけですから後悔はしていません。ただ、僕の場合は営業力にだけは自信があって、そこは手を抜かなかったことと、社外の活動しつつも、社員が20時ぐらいに帰った後、毎日朝の5時まで仕事に取り組むほど猛烈に頑張っていたこと、そして、口の上手さで銀行から膨大な借入れが可能だったことが幸いしました。まぁ、その後、銀行さんの言いなりなんですけどね(笑)

今は、銀行はそんな簡単には貸してくれない時代です。加えて、貴方には豪腕とも言える営業力はありますか?24時間闘う覚悟はありますか?

ちょっと無理だし、家族との時間も大切にしたいと思ったら本業に集中し、息抜き程度に本業以外の活動にタッチするぐらいがいいですよ。それが嫌ならサラリーマンの立場でお手伝いした方がいいんじゃないかなと思います。

スタートの号砲が鳴ったら、もう前を向いて走り出さなければならないです。

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