12/272010

NPOの財務データ

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NPOも法人格を持った「人」だから、経営主体は明確なはずなんだけど、そこに、「名誉理事」っぽい人が混じってたり、給与をもらってない「執行担当者」がいたり、ボランティアスタッフが入り乱れ・・・ってことで、経営主体が曖昧に見える状態が多々あるのではないでしょうか。

経営主体をはっきりさせる方法は、体制図でも作って個々に役割分担を決めて、「こうなりました」というので一見すっきりしますが、実際はまだこれでは経営はスタートしません。年度頭に計画をたて、それにそって実施し、決算を行うという流れはあると思うのですが、そこにはミッションに向って中長期の計画を立案したり、チャンスに投資を決断したりと言う「経営主体」は見えにくいです。

財務、総務、営業、製造(サービス提供セクション)といった個々のドキュメントや、規定の整備を進めていくことにより、それらを活用するのが誰かが見えてきて、はじめてはっきりするのではないかと僕は思います。

その中でも特に財務面のドキュメントが整備され、月次、週次でアップデート、そして執行部(事務局)、必要に応じて理事会で議論され、戦術面の見直しが実施されることで「経営」がはじまるのではないでしょうか?

具体的には、

・月次試算表
・月次資金繰り表
・月次借入一覧表
・月次固定費計画リスト
・月次変動費計画リスト
・中期経営計画(P/L5期分)

などが必須でしょうか。これらを踏まえた上での、具体的戦略戦術をまとめた経営計画書が半期ごとぐらいには欲しいところです。

このためには、「年度末にまとめて経理データ整理」って言ってたらもちろんダメでして、毎月翌月の10日前後には最新の試算表などがあがってきている状態が必要です。キャッシュが血液であることは株式会社もNPOも同じで、その状態を常に把握しておくことは、貧乏なNPOはもちろん、キャッシュリッチなNPOも重要です。手元資金が多いとついどんぶり勘定になってしまいますが、NPOにはミッションがあるはずで、「お金あるからしばらく大丈夫」というのでは、単に「続ける」だけが目的化してるってわけですもんね。それは会員との約束違反とも言えます。

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