08/102011

副社長的期間限定右腕。経営者の気持ちは経営者にしか?

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株式会社ゴーフィールドを創業して12年目。端役的な取締役なども入れればこの間、10社ほどの会社などの法人設立に関わってきました。主には先輩や友人なわけですが、そういう経験の中、あるいは普段のビジネスの延長線上の中で、経営者の方と話をする機会はかなり多いです。最近のFacebookのシーンの中でも経営者の方が多いですね。

経営者の方と話をしていると、

「経営者の気持ちは経営者しかわからない」
「社員との距離感というか溝が恐ろしく広い」

という話題になります。つまり、普段一緒に目標に向ってがんばっているはずの社員よりも、たまにあって話する他社の経営者の方が気持ちがわかってくれるし、前向きな相談ができるというのですね。

これはある意味そのとおりで、僕も感じることが多いです。経営者は孤独です。そこで、先輩経営者が話をじっくり聞いてくれて、一言二言のアドバイスをしてくれて孤独感から脱出できたことは一回や二回ではありません。

しかしそれでもって社員あるいは他の役員との溝は永遠に埋まらないんだと思ってしまってはダメですよね。ミッションを常に明確にして、事業目的が何で、顧客は誰で、ということを常に確認しあっていれば、同じ気持ちで、かつ溝を感じず一緒に経営できるはずです。

ただ、それでも経営者が経営者に何かを求めるとしたら、それは経営特有のノウハウだと思うのです。創業社長ならなおさらそのノウハウが社内に蓄積されていない可能性があります。失敗を重ねつつノウハウを学んでいくのですが、その過程はほんと胃の痛い試練の連続。新しい朝が来ても希望を感じない日々もあるでしょう。僕の場合はしょっちゅうでした。いや、現在進行形ですね(笑)。

だから背水の陣で、ある意味命がけで経営している経営者の声が心地いいのだと思いますし、真剣に耳を傾けるのだと思います。

それで先日来考えていたのですが、「副社長的なコンサルティング」ができないかなと思っています。そんな偉そうな話ではないのですが、経営者の方の話をじっくりお聞きして、その上で、その方の事業を社内のチームワーク作り、直販営業政策、チャネル販売拡大、資金繰り、銀行との駆け引き、資本政策、教育面、情報インフラ面で真剣にお手伝いして、業績拡大あるいは業績改善のお手伝いをするというイメージです。利益相反してはいけないので、香川の一業種につき一社までしか対応できませんけど。状況によってはGofieldから出向者出すとか、資本参加するなどもあるかもしれません。

これまで11年間、香川のインターネットシーンにおけるお手伝いをしてきたわけですが、僕自身が数々の失敗から学んできたことはインターネットだけでお手伝いしているのではもったいないと感じるのです。もっというと、ネット云々の前にすべきことが見えたりするのです。本気で入りますので、一緒にやらせてもらえませんか?という感じですかね。

また数年前から香川ローカルに徹しているわけですが、そのおかげで様々な業界の方々とネットワークができ、販路拡大、商品化、ファイナンス、コーチングなど必要に応じて一緒にがんばれる形ができてきています。

中小企業基盤整備機構や商工会議所で窓口相談員もしていますが、やはりインターネット関連のテクニカルなアドバイスだけでは解決しないことが多いので、その枠を出て、企業様の中に入ってがんばってみたいと言う気持ちも強いです。

月に数万円で森田を「副社長的期間限定右腕」として三ヶ月とか活用してみたいなと思われる方はご連絡ください。まだ細部検討中ですが、詳細ご案内いたします。

また、8月より株式会社ゴーフィールドでは経営者として常勤の取締役のレベルを上げていくことも念頭に、事業部制を明確にして、

取締役 第一事業部事業部長 牛尾 隆 (ウェブ、法人営業)
取締役 第二事業部事業部長 皆見省史(コマース、リテール営業)

の二人に経営の大幅な権限委譲を実施しています。まだまだお客様の中には、この二人を、「森田商店の番頭」と思われている方もいるかもしれませんが、しっかり経験を積んでおりますので、経営者仲間としてみていただければと思います。

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